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2019/07/30 イベント

レッスンレポート 「ELECTRIC BASS SPILITS」Vol.2


 SHEENA & THE ROKKETSのベーシスト、奈良敏博氏を講師に迎えたベースレッスンの第2回目が、東京・神田のStudioBpm.-kandaで7月25日に開催された。

 今回のレッスンでは、前回にくらべて一段と内容のブラッシュアップが図られた。

 まず、前回レッスンの反省について、運営する同スタジオ担当者がこう話す。
「前回は初めてのレッスンだったこともあって、不慣れな点もありました。たとえば複数の受講者にレベルに応じたフレーズを課題にしましたが、フレーズを覚えてもらうために、他の受講者のレッスンを一時的に止めてしまうという場面があった。また一斉に練習してもらったために、他の受講者の音につられてしまうという問題もありました」
 
 それが、今回のレッスンでは払拭されることになった。
 講師の奈良氏は、まず受講者全員に話しかけながら、軽くベースを弾くよう促した。おそらくそのワンフレーズで受講者それぞれのレベルを把握したのだろう。

 引き続き各受講者にむけて、A7のコードからなる、それぞれ異なるフレーズを1小節ずつ覚えるよう指示をだした。その際、初級者には比較的単純な4分音符によるフレーズを、中級者にはやや運指が複雑な8分音符、上級者には3連符と、それぞれのレベルに応じて難易度を変えたフレーズを提示していた。

 各受講者とも、そのフレーズをひたすら繰り返すのだが、その間にも奈良氏はそれぞれにむけてアドバイスを送る。それでも基調となるリズムは狂うことがないので、他の受講者は邪魔されることなく練習を継続できる。

 当初はたどたどしい音だったが、2~3分も続けているうちに、受講者全員によってコードA7の合奏が調和を生み出し、それに気をよくした受講者がさらに身を入れてフレーズの習得に努める――そんな循環が生まれていくことに。

 もちろん、断続的に各受講者への指示はレベルアップしていく。初級者にも8分音符をひかせ、中級者には裏のリズムによるフレーズをひかせ、上級者には指の運びが激しいフレーズに挑戦させ、ときにはハーモニクスを入れさせるなど、注文は多岐にわたった。

 そのうち受講者からは、
「腕がツリそうです」「リズムについていけない…」
 などと、苦笑交じりの悲鳴が聞こえるほど。

 それでも数分の繰り返しが終わると、受講者がそれぞれの課題をマスターしているのが傍で見ていて明らかだった。見学者にとっても有意義だったようで、フレーズやリズムをメモして「今後の練習の材料にする」と話す見学者もいた。

 奈良氏は、こんなふうにレッスンを締めくくった。
「ベースに限らず、なにかを習得するには反復練習が大事です。でも一人でコツコツと練習するのって、ときに嫌気がさしますよね。だからたまにはべース仲間が集まって、今日みたいな練習をするといいんです。今日は私の好きなA7のコードで進めましたが、好きなコードでも、曲でも、何でもいい。みんなで音を合わせてみながら練習するのは、ある意味とても刺激になると思います」

 レッスン内容は、回を追うごとにボトムアップしていくのかもしれない。
 次回レッスンは8月29日が予定されている。


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